「うちのクラスは睡眠時間が足りているのか?」——こうした疑問を、思いつきや印象ではなく順序立てて調べる手順が PPDACサイクルです。Problem(問題)→ Plan(計画)→ Data(データ)→ Analysis(分析)→ Conclusion(結論)の5段階を進み、必要なら結論をふまえてくり返します。
肝心なのは、データ集めから始めないことです。先に「何を知りたいか」を決め、その目的に合ったデータだけを計画的に集めます。名前の似た PDCAサイクル(計画→実行→評価→改善)は仕事を改善するための手順で、これとは別ものです。
冒頭の「クラスの睡眠時間は足りているか」を例に、5段階を追ってみます。
Problem では「クラスの睡眠時間は十分か」を問いに定めます。Plan で、全員に平日の睡眠時間をたずねる計画を立て、「7時間以上を十分とする」のように判断の基準も決めます。Data でアンケートを集め、Analysis で平均や、7時間未満の人の割合を出します。最後の Conclusion で「半数が7時間未満で不足ぎみ」などと結論づけ、原因が気になれば問いを立て直してもう一度回します。
先に問いと基準を決めているので、集めるデータ(睡眠時間)が知りたいことに直結します。データを先に集めてから考えると、目的に答えられないことがあります。
PPDACサイクルの5段階を、正しい順に並べたものはどれですか。
統計的な問題解決の進め方として、最も適切なものはどれですか。
日光が植物の成長に関係するかを調べる実験の計画として、最も適切なものはどれですか。