確率は、あることがらの起こりやすさを 0 から 1 までの数で表したものです。必ず起こることがらの確率は 1、決して起こらないことがらの確率は 0 で、起こりやすいほど 1 に近づきます。
起こりうる結果のどれもが同じ程度に起こると考えてよいとき、その結果は同様に確からしいといいます。このときの確率は、数え上げだけで求まります。
この計算を成り立たせているのは「同様に確からしい」という前提です。結果が2通りだからといって、どちらも とは限りません。ゆがみのないコインの表と裏、さいころの偶数の目と奇数の目は同様に確からしいのですが、赤玉60個・白玉40個の袋から1個取り出すときの赤と白は と で等しくなく、「明日雨が降る/降らない」にいたっては数え上げる根拠がありません。

確率と実際の結果の関係は、この図のとおりです。回数が増えるほど、1の目が出た割合は の近くに落ち着いていきます(大数の法則)。逆にいえば、確率 は「6回投げれば1回は出る」という約束ではありません。5回続けて出なかったからといって次が出やすくなることもなく、各回の出方はそれまでの結果に影響されません。
赤球と白球の入った3つの袋から、それぞれ1個ずつ取り出します。白球を取り出す確率がいちばん高いのはどの袋でしょうか。
| 赤球 | 白球 | 合計 | 白球を取り出す確率 | |
|---|---|---|---|---|
| 袋A | 5個 | 3個 | 8個 | 3/8 |
| 袋B | 10個 | 6個 | 16個 | 6/16 = 3/8 |
| 袋C | 20個 | 12個 | 32個 | 12/32 = 3/8 |
白球の個数だけを見ると袋Cがいちばん多いのですが、確率は個数ではなく全体に対する割合で決まります。約分すればどれも で、3つとも同じです。球の数が増えても、赤と白の比が変わっていないからです。
赤球3個・白球2個の計5個が入った袋から、2個続けて取り出します。2個とも赤球になる確率を、球を戻す場合と戻さない場合で比べてみます。
1個目を見てから袋に戻す場合、2個目を取り出すときの袋の中身は1個目とまったく同じです。したがって確率はどちらも で、 となります。
戻さない場合はこうはいきません。1個目に赤球を取り出した時点で、袋の中は4個・そのうち赤球は2個に減っています。よって です。戻さないほうが確率は小さくなりました。分母を のまま据え置く誤りが定番なので、2個目を考えるときは袋の中を数え直します。
袋A(赤球5個・白球3個)、袋B(赤球10個・白球6個)、袋C(赤球20個・白球12個)から1個ずつ取り出します。白球を取り出す確率がいちばん高いのはどれですか。
1の目が出る確率が のさいころについて、正しい記述はどれですか。
次の2つのことがらの組のうち、「同様に確からしい」といえるものはどれですか。
赤球4個・白球2個の計6個が入った袋から、戻さずに2個続けて取り出します。2個とも赤球になる確率はどれですか。