ひよこ統計

確率

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確率は、あることがらの起こりやすさを 0 から 1 までの数で表したものです。必ず起こることがらの確率は 1、決して起こらないことがらの確率は 0 で、起こりやすいほど 1 に近づきます。

起こりうる結果のどれもが同じ程度に起こると考えてよいとき、その結果は同様に確からしいといいます。このときの確率は、数え上げだけで求まります。

P=当てはまる場合の数起こりうるすべての場合の数P = \frac{\text{当てはまる場合の数}}{\text{起こりうるすべての場合の数}}

この計算を成り立たせているのは「同様に確からしい」という前提です。結果が2通りだからといって、どちらも 12 \frac{1}{2} とは限りません。ゆがみのないコインの表と裏、さいころの偶数の目と奇数の目は同様に確からしいのですが、赤玉60個・白玉40個の袋から1個取り出すときの赤と白は 35 \frac{3}{5} と 25 \frac{2}{5} で等しくなく、「明日雨が降る/降らない」にいたっては数え上げる根拠がありません。

ゆがみのないさいころを600回投げ、1の目が出た割合を投げるたびに記録した折れ線グラフ。横軸は投げた回数0から600、縦軸は1の目が出た割合0から0.6。最初の数十回は0や0.35近くまで大きく振れるが、100回を過ぎるあたりから振れ幅が小さくなり、点線で示した1/6の水平線の近くに落ち着いていく。
さいころを繰り返し投げたときの、1の目が出た割合の変化

確率と実際の結果の関係は、この図のとおりです。回数が増えるほど、1の目が出た割合は 16 \frac{1}{6} の近くに落ち着いていきます(大数の法則)。逆にいえば、確率 16 \frac{1}{6} は「6回投げれば1回は出る」という約束ではありません。5回続けて出なかったからといって次が出やすくなることもなく、各回の出方はそれまでの結果に影響されません。

割合が同じなら確率も同じ

赤球と白球の入った3つの袋から、それぞれ1個ずつ取り出します。白球を取り出す確率がいちばん高いのはどの袋でしょうか。

赤球白球合計白球を取り出す確率
袋A5個3個8個3/8
袋B10個6個16個6/16 = 3/8
袋C20個12個32個12/32 = 3/8

白球の個数だけを見ると袋Cがいちばん多いのですが、確率は個数ではなく全体に対する割合で決まります。約分すればどれも 38 \frac{3}{8} で、3つとも同じです。球の数が増えても、赤と白の比が変わっていないからです。

取り出した球を戻すかどうかで確率が変わる

赤球3個・白球2個の計5個が入った袋から、2個続けて取り出します。2個とも赤球になる確率を、球を戻す場合と戻さない場合で比べてみます。

1個目を見てから袋に戻す場合、2個目を取り出すときの袋の中身は1個目とまったく同じです。したがって確率はどちらも 35 \frac{3}{5} で、35×35=925=0.36 \frac{3}{5} \times \frac{3}{5} = \frac{9}{25} = 0.36 となります。

戻さない場合はこうはいきません。1個目に赤球を取り出した時点で、袋の中は4個・そのうち赤球は2個に減っています。よって 35×24=620=0.3 \frac{3}{5} \times \frac{2}{4} = \frac{6}{20} = 0.3 です。戻さないほうが確率は小さくなりました。分母を 35 \frac{3}{5} のまま据え置く誤りが定番なので、2個目を考えるときは袋の中を数え直します。

入門問題

全 4 問
問 1

袋A(赤球5個・白球3個)、袋B(赤球10個・白球6個)、袋C(赤球20個・白球12個)から1個ずつ取り出します。白球を取り出す確率がいちばん高いのはどれですか。

問 2

1の目が出る確率が 16 \frac{1}{6} のさいころについて、正しい記述はどれですか。

問 3

次の2つのことがらの組のうち、「同様に確からしい」といえるものはどれですか。

問 4

赤球4個・白球2個の計6個が入った袋から、戻さずに2個続けて取り出します。2個とも赤球になる確率はどれですか。