ほかの値から極端に離れた値を外れ値といいます。原因は、測り間違いや書き間違いのこともあれば、めったに起きない出来事が本当に起きたこともあります。
外れ値は、ドットプロット や 幹葉図 のように一つ一つの値が見える図にすると、ぽつんと離れた点として見つかります。見つけたら、まず記録ミスや入力ミスでないかを確かめます。原因が分からないというだけで捨ててよい値ではありません。
厄介なのは、外れ値が代表値や散らばりの指標をゆがめる点です。平均値と 範囲 は1つの極端な値で大きく動きますが、中央値 と 四分位範囲 は真ん中あたりの値で決まるため、ほとんど動きません。
あるクラスの9人に通学時間(分)を聞いたところ、1人だけ電車通学の生徒がいました。

9人の値は 4, 6, 8, 8, 9, 10, 10, 11, 60 です。平均値は 分、中央値は5番目の 9 分になります。平均値の14分に近い生徒は1人もいません。
60分の生徒を除いた8人で計算すると、平均値は 分、中央値は 分です。平均値は14分から8.25分へ大きく下がったのに対し、中央値は9分から8.5分へ0.5分動いただけでした。
散らばりも同じです。範囲は 分ですが、60分の生徒を除けば 分に縮みます。外れ値を含むデータでは、代表値に中央値を、散らばりに四分位範囲を使うと、全体の様子をつかみやすくなります。
ある店で1日に売れたケーキの個数を7日ぶん記録しました。 のうち、外れ値と考えられるのはどれですか。
ほかから大きく離れた値を見つけたとき、最初にすべきことはどれですか。
外れ値が1つあるだけで平均値が大きく動くのは、なぜですか。